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本日のヒトコト。

その中にある。 

先日、上の子が、「生まれたときのこと、書いて」と
学校から配布された用紙を持って来まして。

思えば、小学校低学年のときから、そんなことはかれこれ数回あった気が。
何回も同じことを聞かれるんだなぁと。
その年齢によって、聞いて、学ぶ内容は違うのかもしれないけれど。


それで、久しぶりに、本を出してきました。
ノートと言うのには、あまりにも立派な装丁の上に、ふっといので、「本」が一番表現としては合うと思う。
その「本」は、上の子が生まれるときに、
私がお師匠さんと呼んでいた、昔働いてた会社の上司に、

「子どもが産まれたら日記をつけたいから、本を作って」

とお願いしたら、

これでもか!というくらいに分厚い、立派な装丁の本を作ってくれたんですよ。

生まれたときから、その本の最後のページまで、およそ1年3ヶ月。
ほぼ毎日書いてました。

ちなみに、下の子時は作ってもらえなかったので、ファイルで同じ位の太さにしようと
準備してたけど、途中で挫折。(それでも1年くらいはがんばった)
2人目だから、1人目より適当とか、写真が少ないとかよく聞くけど、
実際自分がやってみて痛感した。
1人目は、1人目「だけ」に、費やせる時間があるけれど、
2人目は、2人目「だけ」に費やせる時間と、1人目「にも」費やさないといけない時間があり、
とても、1人目のそのとき使っていたのと同じだけの時間を、2人目だけに使うことが出来ないのだということを。

ああ。ちょっと話がずれてしまった。

それで、小さい頃の面白エピソードを探してみようと、ぱらぱらめくっていたのだけど。

あの当時、家に来る人、みんなに
「一言書いて」と言って、何かしら書いてもらっていたので。
私の日記以外に、色んなところで、
いろんな人の「上の子にあてた文章」がある。


それを見てたら、
私の祖母、子どもたちから見たらひぃばあちゃんの書いた文章があって、
自分と誕生日が2日違いだといって喜んでたこともとかも書いてたんだけど、
「貴方が成人する頃に私はもういないでしょうけれど、立派な大人になって、
私のように長生きしてください」
と書いてあった。

あの時「私はもういないでしょうなんて、そんなこと書かないでもいいのに!」と言ったけど、
今見ても、そう思う・・・。


さらに、下の子の日記には、
上の子が、一緒に散歩してくれたことがすごくうれしかった。
草むしりのお手伝いをしてくれてうれしかった。って書いていて。

言葉でどんなに、
「小さい頃、ひぃばあちゃんが草むしりのお手伝いしてすごくうれしかったって、
いっつも言ってたよ」
と言っても、

言っても、どんなに言葉を尽くして言っても伝わらないことが、

全部そこにあるんだって思ったら。


子どもたちじゃなくて、自分が泣けてきて。


ああ。書いてもらってて良かった。と思いました。


でも、いつか、子供たちがそれを見て。

私の日記はともかくとして、
いろんな人が書いてくれた文章を見て、

その中にあるものが、
伝わったらいいなと思うのです。

カテゴリ: 日々。

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